建機レンタル会社からクレーンだけを借りる場合、現場側で用意するものがあります。
自社にオペレーターがいて、長い期間毎日使う現場なら、レンタルは合理的な選び方です。ここは正直にそうお伝えします。資格の区分は「クレーンの許可・資格の3種類」のコラムにまとめています。
オペレーター付きの手配では、運転と機械まわりはオペレーターが担います。現場側にクレーン運転の免許は要りません。ただし、現場側に何も仕事が残らないわけではありません。
「オペレーター付きなら全部お任せ」ではなく、運転はプロに、現場の体制は現場に、という分担になります。
ややこしいことに、この使い分けは業界で統一されていません。オペレーター付きを「オペ付きレンタル」と呼ぶ会社もあれば、「チャーター」「常用」と呼ぶ現場もあります。逆に、機械だけの賃貸を「ドライレンタル」と区別する会社もあります。
見積もりの場面でも同じです。機械だけの金額なのか、オペレーターと燃料・回送まで含んだ金額なのかで、比べる土俵が変わります。当社のお見積もりはオペレーター付きの作業として、回送まで含めた形でお出ししています(回送の考え方は「回送費を抑えるには」のコラムへ)。
オペレーター付きで頼む場合、難しい専門用語は要りません。「何を吊るか(できれば重さの見当)」「どこで・いつか」「現場の写真」——この三つが伝われば、トン数の選定から段取りまでこちらで組み立てられます。何トンが必要か分からないままのご相談で、まったく問題ありません。
オペレーター付きの手配では、当日はオペレーターが現場に到着し、搬入路と据え位置を確認して、アウトリガーの張り出しと水平の確認まで進めます。機械の扱いに現場が関わる場面は基本的にありません(「クレーン当日の流れ」のコラムへ)。
機械だけのレンタルでは、この一連を自社のオペレーターが行います。一つひとつは慣れた方なら難しくありませんが、当日の判断の責任が現場側に乗るという違いがあります。風や雨で作業を見合わせるかどうかも、オペレーター付きなら安全側の判断をプロと一緒にできます(「雨や風の日、クレーンはどうする?」もご覧ください)。
| 現場の状況 | 向いている形 |
|---|---|
| 自社に有資格のオペレーターがいて、長期間毎日使う | レンタル(機械のみ) |
| 単発・スポットの作業。オペレーターがいない | オペレーター付きの手配 |
| 何トンが必要かも含めて相談したい | オペレーター付きの手配 |
迷いやすいのは「たまにしか使わないが、社内に資格者はいる」という場合ですが、単発の作業なら、段取りごと任せられるオペレーター付きの方が結果的に手離れがよいことが多いです。
現場の近くのクレーンを手配するので、回送が短く、早く・ムダなく対応できます。
何トンを手配すればよいかから、ご助言できる担当が対応します。しつこい営業はいたしません。