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Column / お役立ちコラム

クレーン作業の前に、近隣へ何を伝える? 案内に書く5項目と、伝える範囲

結論近隣へのご案内は、工事全体のお知らせと一緒に、作業を行う側(発注者・施工者側)で出されるのが一般的です。書く内容は「日にち・時間帯・車が停まる場所・音・連絡先」の5つで足ります。当日いちばん多いつまずきは、据える予定の場所に車が停まっていて作業を始められないことなので、そこだけは先に手を打っておくと安心です。

案内に書くのは、この5項目で足ります

項目書き方の例
① 日にち予備日があれば一緒に。雨で延びる可能性も一行で
② 時間帯「◯時頃から◯時頃まで」。前後に準備と片付けが入ることも
③ 車が停まる場所どのあたりに大きな車が停まるか。通行への影響
④ 音エンジン音と作業音が出る時間帯
⑤ 連絡先当日、何かあったときにどこへ言えばよいか

細かく書きすぎると読まれません。逆に「工事を行います」だけだと、当日になって「いつまで停まっているのか」「車を出せるのか」を聞かれることになります。この5つが入っていれば、たいていのご質問には先に答えられます。

時間帯は、少し幅を持たせて書く

クレーンの作業は、吊り上げている時間そのものより、据えるまでと片付けの時間が読みにくいものです。案内には吊り作業の時間だけでなく、車が到着してから引き上げるまでの幅で書いておくと、後から食い違いが起きにくくなります。

何時から何時までになりそうかは、現場の内容が分かればこちらからお伝えできます。案内を作る前にお声がけください。

伝える範囲は「両隣と向かい」から

決まりがあるわけではありませんが、両隣と向かいのお宅・お店には伝えておくのが無難です。そこから先は、車が停まる位置と通行への影響で決めます。

25tクラスのラフター(ラフテレーンクレーン)。市街地の現場でブームを起立させた状態
住宅街での作業。車体とアウトリガーの張り出しで、思ったより広く場所を使う

当日いちばん多いつまずきは、車が停まっていることです

据える予定にしていた場所に車が停まっていて、動かせる方が見つかるまで作業が始められない——これは住宅街で実際によくあります。近隣の方の車のこともあれば、現場に来ている職人さんの車のこともあります。

案内に「この時間はこのあたりに停められません」と一行入れておく。あわせて、当日の朝にもう一度確認しておく。この二つで、ほとんど防げます。

案内に使える情報はお渡しできます「クレーンは何時頃から何時頃まで」「どのくらいの大きさの車が来るか」「道が通りにくくなる時間帯」など、案内に書く材料はこちらからお伝えできます。ご案内そのものは、工事全体のお知らせと合わせて作業を行う側で出していただく形になりますので、必要な情報をお申し付けください。

「どのくらいの大きさの車が来るのか」は聞かれます

案内を出すと、近隣の方からいちばん多く返ってくるのがこの質問です。工事の車というと2tトラックくらいを思い浮かべる方が多いのですが、クレーンはそれより大きく、据えるときにはアウトリガー(張り出し脚)を広げるため、車体の幅より外側まで場所を使います。

案内には「大きな車が停まります」ではなく、「車体の長さ・幅がこのくらいで、脚を張り出すとこのあたりまで使います」と書ける方が、受け取る側は判断しやすくなります。手配する機種が決まっていれば、こちらから寸法をお伝えできます。設置に必要な広さの考え方は「クレーンの設置スペースはどれくらい必要?」のコラムにまとめています。

案内を出した後に、変わることもあります

現場を確認した結果、据え位置が変わったり、機種が変わったりすることがあります。案内に書いた内容と当日が食い違うと、それだけで信用の問題になってしまいます。

そのため、案内は据え位置がだいたい固まってから出す方が確実です。日にちだけ先に押さえておきたい場合は、時間帯と車の位置は「おおむね」と書いておき、決まった時点で口頭で補うやり方でも十分です。

音のことは、先に言っておく方が楽です

クレーンは、吊っている間よりも、据えるとき・畳むときに音が出ます。エンジンをかけたまま待機する時間もあります。

「音が出ます」と先に伝えてあるかどうかで、受け取られ方がずいぶん変わります。後から説明するより、案内に一行書いておく方が、結果的に手間がかかりません。作業時間の決まりは地域や現場の取り決めで変わりますので、早朝や夜間になりそうな場合は、その点も含めてご相談ください。

延期になったときの伝え方も、決めておく

雨や風で延期になることがあります。案内を出した後に延びると、「今日じゃなかったの」と近隣の方を混乱させてしまいます。

案内の時点で「雨天の場合は◯日に延期します」と書いておくのがいちばん簡単です。予備日を決めていない場合は、「延期の場合は改めてお知らせします」の一行だけでも入れておくと違います。中止・延期のご連絡は、分かった時点で早めにいただけると、こちらの段取りも動かしやすくなります。

よくある質問

Q. 近隣への挨拶は、そちらでやってもらえますか?A. ご案内は、工事全体のお知らせと合わせて作業を行う側で出していただく形が一般的です。当社からは、案内に書く材料(時間帯・車の大きさ・道への影響)をお伝えします。当日、現場で近隣の方からお声がけがあった場合は、その場でご説明します。
Q. 何日前に配るのがよいですか?A. 決まりはありませんが、数日前までにお配りになる方が多いようです。車を移動していただく必要がある場合は、前日にもう一度声をかけておくと確実です。
Q. 道路を一時的にふさぐ場合は、何か手続きが要りますか?A. 道路上に据えたり、道路をふさいで作業したりする場合は、所轄の警察署への道路使用許可が必要になることがあります。申請は一般に、その場所で作業を行う側が行います。詳しくは「クレーン作業に許可は要る?」のコラムをご覧ください。

案内の材料は、お気軽にお聞きください

近隣へのご案内は、出しておくと当日がまるく収まります。書く材料が足りないときは、現場の内容をお聞かせいただければお伝えします。

お電話(平日9:30〜18:00)、LINE・フォームからご相談ください。

このコラムを書いている会社について
このクレーン手配ナビは、建設グループARCFEELGROUPが運営しています。私たちは自社でもAIツールを8本作って業務を回しており、その経験を建設会社向けに月2回・30分のオンライン説明会でお話ししています。 建設会社のAI導入 30分説明会

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